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OHSASの歴史

 1972年、英国ICI社のナイロン原料工場において爆発火災が発生しました。仮配管のフレキシブルチューブが、いつの間にか本配管と誤認されて使用され続け、金属疲労によって破壊して高温高圧のシクロへキサンが一瞬にして外気へ漏洩して爆鳴気が広範囲に形成され、静電気によって着火して大爆発したものでした。この事故により、10名以上の従業員が死亡したと伝えられています。

 これを契機としてOHSASの原型、労働安全衛生マネジメントシステムを構築することの必要性が提唱されました。その頃わが国においては、労働基準法から労働安全衛生関連事項が分離されて新たに労働安全衛生法が制定されました。

 そしてこれを軸として行動災害撲滅の動きが加速されました。英国とわが国において労働災害撲滅という目的に対して、一方では現在のOHSASにつながる労働安全衛生マネジメントシステム、一方では労働安全衛生法の規定による行動災害防止という異なるアプローチが取られたことは大変興味深いことです。

 ―― 現在多くの企業がOHSASの認証取得をしています。リスク削減の安全目標は、前述の行動災害を主としている企業が殆どです。これではOHSASが悲しんで泣きます。

 前述のとおりOHSASは、1972年に発生した英国ICI社のナイロン原料工場の高温シクロへキサン漏洩による爆発火災を契機として開発された労働安全衛生マネジメントシステムです。行動災害を対象にしては、「鶏を裂くに牛刀をもってする」との古い諺が当て嵌まります。

 ―― 私はOHSAS認証取得している工場を訪問してOHSASの活用状況をインタビュー機会が多いのです。残念ながらOHSAS活用状況が高度であるとは言い切れない場面にしばしば遭遇します。

 前項の爆発火災防止に関するOHSASの運用結果が安全目標に設定されていないケースにしばしば遭遇します。 その際は、それを設定する正しい手順を教えて差し上げます。この手順はOHSASの言葉によってHIRARC(ハイラーク)と略称します。

 OHSASにおいては、「ハザード(危険地帯)はどこか?」⇒「実際に起こるか?」⇒「起こったとしてどの程度の被害をもたらすか?」⇒「その被害は我慢できないか?」という思考順序を経て、我慢できない仮想被害に対して対策を立てるものです。正に大人の考え方であるという他はありません。手間のかかる大げさな手法などは採用しません。

爆発火災防止

 当社OHSASコンサルタントは、化学工場などの素材産業の工場を訪問して引火性液体や引火性高圧ガスの取り扱いに関する設計思想が伝承されているかどうかを検証します。検証方法は担当者へのインタビューを主体とします。

 このインタビューは、化学プラントのプロセス設計・基本設計・詳細設計・建設・運転の全体を経験した化学エンジニアでなければできないインタビューです。このインタビューは、爆発火災防止に関する労働安全衛生マネジメントシステムの要求事項のひとつと考えています。

最近改訂された2007年版OHSASの条項4.4.3.2

 b)は、外部コンサルタント活用手順の確立を求めています。すなわち、必要性が発生した場合に外部の労働安全衛生コンサルタントの意見を確実に導入できる状態になっていることを求めているのです。引火性液体や引火性高圧ガスによる爆発火災防止に関しても同様です。

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